COLUMN コラム
2020.12.28
お湯を注ぐポットでコーヒーの味が変わる!?
豆知識コーヒー豆知識担当の中西です。
さて、今回はコーヒーを入れる器具のお話。それもあついお湯を入れる
『ポット』のお話をしたいと思います。
「え~!!」と言う声が聞こえてきそうですが、おいしいコーヒーとポッ
トは非常に重要な関係があると思います。
今回はいきなり結論からいきます。
なぜ、ポットとコーヒーの味は重要な関係にあるのか?
それは、ポットによってお湯を注ぐときには、
注ぐお湯の量を調整しなければならないからです。。
とても普通の答えが返ってきました。
では、なぜそれが重要なのでしょうか?
コーヒーを入れる際には、
基本的には均等にバランスよく、ドリッパーを通って落ちたコーヒーの分だけ
お湯を注ぐのが理想です。
そうすることで、ドリッパーの中にあるコーヒー豆とお湯は一番バランス
の良い状態で混ざり合っていますので、理想の抽出ができるわけです。
そうすると、コーヒーが落ちるスピードと注ぐお湯の量を同じにできるポ
ットが理想ということになります。
どうしたらそんな
お湯が出せるようになるんでしょう
そこで、出てくるのが注ぎ口が細身で長いポットです。
なぜこれが良いのか。
これだと、細いお湯を注ぐことができ、またお湯を切りやすくなります。
こうすることで、お湯の量を調整しやすいということです。
喫茶店などで、お湯のポットに注ぎ口が細身で長いポットがあるのは
オシャレだからじゃないんですよ~
ただし、例外があるのが世の常。
注ぎ口が細身で長いポットを使って有効なのは、ある程度の人数分までが目安です。
それ以上の場合はコーヒーがドリッパーから落ちるス
ピードもあるので、お湯を注ぐのが間に合わなくなります。
やかんから一歩抜け出せば、あなたもコーヒー通ですね。